高知のblack midiの異名をとる高知ライブシーン超新星。大学生3ピースバンド、メンフクロウの初音源「メンフクロウすゝめ」
Ba.Vo 小松ことしんちゃんが手がけた、異名とは印象がまるで違う同じバンドとは思えない、OPERATION IVYから受け継いだFRUITYやLIFE BALLを彷彿とさせる身体能力が異常に高いバネのあるスカパンクをオペラ風に料理した「be mine」で幕を開けます。
2曲目「調和飛行 feat.きょーすけ&けんすけ」はblack country,new road最新作の壮大さと喪失感が同居する展開から一転、Dinasour JRのBUG期のようなブルース&絶叫スクリームが混沌から崩れ落ちる解放感を生み、3曲目の皮肉なタイトル「Ded sheeran」はリズムのタメ感と切先が奇妙にのたうち回るようなギターがblack midiのCondromalacid Patellaを思わす張り詰めたポストパンク。
4曲目はジャケの世界観もPVになんだか似ているblack midiのductorをエレクトロ加工を施したジャムセッション風楽曲。
プログレから現行ポストパンクまでを両面宿儺の指を喰らうかのように呑み込み、ベクトルの違いさえ共存させて、こんだけやっていいんだって見せつける姿勢をパッケージした末恐ろしいポテンシャルを秘めた個人的に待ちに待った初音源です。
Track list
1.be mine
2.調和飛行 feat.きょーすけ&けんすけ
3.Ded sheeran
4.Ducter jam